熱しやすく冷めにくいから趣味の幅が果てしない。あらゆる積みものが増え続ける。 ダラダラした日常をぽつりぽつりと語ってます。 ものによっては腐要素を含んでいるものもございますので、ご注意を
 
 
 
 
 
 
読書感想駄文 【七夜物語/川上弘美著】
 
 
【2017/06/18 15:41】
 
 
本屋さんでこの本を見かけた時、小学校の図書館にあるような児童書をそのまま文庫にしたようだなぁと思ったのですが、実際2012年に大判上下巻で出版されたものが3冊の文庫になったものだったようで

【七夜物語/川上弘美著】


【小学四年生のさよは図書館で読んでも内容をすっかり忘れてしまう不思議な 「七夜物語」 という本と出会う。その本に導かれるように、同級生の仄田くんと不思議な 「夜の世界」 に迷い込み、そこで料理上手な大ねずみに遭遇するのだが・・・】

という不思議な世界の冒険ファンタジーと言うのでしょうか、
不思議な本の題名どおり、二人は一夜の試練を乗り越える度に現実世界へ帰還し、また夜の世界へ・・・と七回の夜の世界での冒険が描かれます。

不思議な生物や現象に遭遇し、試練を乗り越えて現実世界へ戻る度に少しずつ成長していく・・・
でも、はっきりと正解が見つからない時もあり、新たな葛藤や疑問を抱いて帰るだけの日もあり、とただ単にいいこと尽くめの子供向けの話、ではありません

2012年に出版された本ですが、時代設定はちょっと昔(昭和だったかな?)のようで、ちっぽりとか今ではあまり聞き慣れない単語がちらほら出てくるのがなんか新鮮というかちょっと可愛らしい響きだなぁと思いました


小学四年生の二人の冒険や現実世界での生活、心の動きを読んでいくとなんだか非常に懐かしい気持ちになりました
自分も、子供の頃はこういう不思議な世界をいつも思い浮かべていて、それこそ本当に不思議な世界への入り口がすぐそこにあるような感覚がありました
はっきり見えなくても、行こうと思って行けなくても、存在は確かに近くにある、そんな不思議な感覚が
子供特有の特殊能力というか、本当に図書館の片隅にある不思議な本を見つけられそうな気がしたんですよね、あの頃は


物語は終始はっきりと答えが出ることなく一夜一夜過ぎていきますが、結局最後まですべての答えがはっきりと示されたわけではないと感じました
結局夜の世界とはなんだったのか、二人は一体何と戦っていたのか、もやっとしつつなんとなくふわ~っと理解するみたいな
なのでちょっと盛り上がりに欠けてすっきりしないかなぁと思いましたけどね(^^;)

ただ、物語に登場していた大人が、実は過去に二人と同じようにこの不思議な世界へ来て同じように試練を乗り越えていて、でもそれを覚えてはいない。
不思議な世界はまた別の誰かのものとなる、というように最後にさよと仄田くんの二人も冒険の記憶を忘れてしまうのはすごく切なくて、それが必然なんだなとどこかで受け入れてしまっている自分はもう子供の頃とは違うんだなと思いました

うまく言えないけれど・・・読んでいると懐かしくて堪らなくて、でもそれはもう望んでも容易に手が届くものではなくなったのだと思い知って切なくて堪らなくなる、子供の頃読書好き、空想好きな人だったら私のこの感覚、この本を読むと理解していただけるのではないかなぁと思います


なんか小学校の図書館にある児童書を読み漁りたくなりました!
あの場所は異世界への扉が無数に開けていたんだなぁと改めて思いましたね~
こういう本もっと読みたいなぁ~(*´▽`*)


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読書感想駄文 【みをつくし料理帖シリーズ】
 
 
【2016/09/09 16:23】
 
 
長いシリーズものはやはり一気に読むのがいいですな!
なんて、そんなこと言うから寝かしに寝かし続けて積んでしまうのですが(^^;)

けっこう前から読み始めていたものの、間が空いてしまいすぅっかり積みっぱなしになっていたシリーズをつい最近残りを一気に読んで読破しました!

【みをつくし料理帖シリーズ/髙田郁著】

このペースで読んでいたら最後まで読むのにあと何年かかるんだろう・・・なんて思っていたのですが、つい最近久々に読み始めたらハマってしまって一気に読んでしまいました!('ω')ノ
おかげで他のものが手つかずに積み上がることに・・・・(^^;)


6作目ぐらいから一気に読み進めたのですが、実は前5作を手放してしまっていたんです
んが、読み始めたらこの名作は手元に置いておかないと!!と思いなおして再び買いなおしちゃいましたw
それぐらいいい作品です♪

個人的に時代小説はあまり馴染みがなくて読む気が起きづらいのですが、こちらは料理を扱っている作品ということで興味を持ち、読み始めたらそんなの気にならないくらいハマってしまいました
まぁ、読めない漢字やよく分からない時代設定はありますが、そこらへんはぼや~っとしててもまぁいいかなとw


ただ料理に向き合い、食べてくれる人のために料理を作り続ける澪がほんとに健気で健気で・・・(つДT)
淡い恋心を抱く小松原とはこのまま片思いのままいきそうだなぁと思っていたら、まさかの縁談!?展開にびっくりしましたが、まさかあんな切ない展開になろうとは・・・・
身分の違いとか男と女とか、この時代ならではの枷が効いてきますね

最終的には源斎先生と結ばれて本当によかったですし、個人的にも小松原も魅力的だけどやっぱりやさしくいついかなる時も見守っててくれる男は魅力的よね!と源斎派であるこしあんですがw でも澪と小松原の結ばれなかった二人・・・という関係性がなんとも言えずツボで、キュン♡としてしまいました(*´Д`)
最後のね、橋ですれ違うシーンなんてじんわりと切なくて切なくて堪らなかったなぁ・・・

でもまぁ、結局澪は小松原か源斎かというより、野江ちゃんと結ばれた!と言いたくなるw(そっちに持って行くな!w)

つる家の面々がまたみぃ~んな情に深い人達ばかりで、ほんとこんなお店あったら通いたくなるなぁ~(*´▽`*)
個人的には化け物とか言われても飄々と笑ってるおばあちゃん、りうさんが好き♡
ふきちゃんも可愛くて愛おしかったなぁ~

澪が懸命に新しい料理を考える度、私も手の込んだ料理を作りたくなってウズウズしましたw
明日、明後日、その次の日の晩御飯どうしよう・・・家に今ある食材を使って何を作るか・・・と考えることが多いのでなんか似てるなぁとww

巻末にレシピが載ってますし、レシピ本も一応発売されてますけど、けっこう調理は簡単ですよね(あの時代に作ってる料理だしねw)
でも、あの文面を読むだけでほぉ~っと息をついてしまうおいしさは・・・私には再現できないんだろうなぁ


一生懸命、ひたむきに頑張り続ける澪がほんとに愛おしくて大好きです
ほんと、神様はどんだけ意地悪なんだ!!と言いたくなるほど苦難続きでしたが、それでも必死に前へ進むのに胸を突かれますよ。
個人的には何十年と続くシリーズとなってくれてもよかったのになぁと思ったりw
後日談的話も出版予定ということですごく楽しみ!早く読みたいなぁ~♪


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読書感想駄文 【スターティング・オーヴァー/三秋縋著】
 
 
【2016/06/19 19:58】
 
 
久々の小説です。こちらもだ~いぶ積んでおりました(^^;)


【スターティング・オーヴァー/三秋縋著】


この作者さん、こちらがデビュー作だそうですが、調べたらけっこう作品数ありまして、それほど積みっぱなしだったんだなぁ・・・と(反省しろw)

こちらはあらすじを見て興味を惹かれ手に取りました。

何不自由なく、幸せしかなかった人生を歩んできた主人公はある日突然10年前の10歳のクリスマスに遡り二週目の人生を送ることとなる。何一つ後悔のなかった主人公は、一週目の人生をそっくりそのまま繰り返すという生き方を試みるが、物事は徐々にズレていき二週目の人生は一週目の人生からは到底考えられないほど落ちぶれていく・・・

そんなある日、主人公は一週目の自分の人生を生きる「代役」なる人物と出会う


というもの。
普通ね、過去に遡って生き直せたらあれをやり直したい、こうしたかった、とかあるじゃないですか
それを一切何の不満もないからまったく同じに生きる!なんて、そんなのファンタジーだよwと思ったわけです(さすが!やさぐれてるね!w)


この作者さんの文体はちょっと個性的でして、主人公が淡々とモノローグのように自分の人生を客観的に語って進んでいく形です。
ちゃんと人との会話や物語的文章もあるんですけどね、個人的にはこの淡々とした自分で自分の行動にツッコミを入れたり、冷めた目で状況を分析したりという文体がすごく性に合いました。
というか、ちょっと捻くれた感じのする書き方(この場合、主人公の性格が捻くれてるといった方がいいのかな?いや、作者さんもちょっとナナメな視点の気がするw)が私のやさぐれ感にフィットする・・・いや、もう同類ってくらい似てるのかなって、人間性がw


冒頭辺りの 「チャンスは望んでいない者に与えられる。神様の中には平等なんて概念はない、天邪鬼なんだ」 的な文があって、これがまさに私の思うとおりでちょっと驚いたくらいです(^^)w


で、ストーリーも淡々と、でもやさぐれたナナメ視点でなんか読んでいて落ち着きますw
一周目で怖いくらい完璧に幸せな人生を歩んでいたはずの主人公が、わずかに歯車が狂っただけでここまで落ちぶれるのか・・・と、読んでてちょっと怖くなりましたね
ほんと、人生なんてちょっとしたことで大きく変わってしまうんだなってしみじみ思いました


主人公の人生が落ちぶれたことで、彼の周りの人間の人生まで落ちぶれていくっていう連鎖反応も怖かったなぁ
人は一人では生きていけないとか、誰かによって生かされてるって繋がりをよく説かれるけど、この繋がりっていい方にも悪い方にももちろん作用するんだなぁと、当たり前のことを淡々と再認識しましたね

なんとかこの主人公が少しは救われないだろうか・・・と、思いやりと言うより彼に似た自分への救済を望む気持ちもありつつ読み進めていきましたが(^^;)
最後はちょっとほっと心和む終わり方でよかったです

予想外の展開もありつつ、唐突に始まった繰り返し現象もありがちなきっかけだったけれど、ありがちだったからこそすとんと納得ができていい落としどころ(設定)だなと
うまく話を組み立てる人だなぁと思いました。あとがきを読むと、やっぱり作者さんもちょっとナナメ視点な人だと思いますw

他の作品もけっこうこの人らしいテイスト!と言われる内容らしいので気になるのですが・・・・現在、収納スペースが飽和状態で整理しなきゃな・・・と頭を抱えているところなので・・・・どうしよう"(-""-)"


あ、最後に大事なことをひとつ
ツンデレの妹、可愛い!!(はいはい)

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読書感想駄文 【お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂5/似鳥航一著】
 
 
【2016/05/19 20:13】
 
 
次巻で一区切り付きます~みたいなことを前巻のあとがきでおっしゃっていたので、じゃあ第二部でも始まるのかな?と思っていたら、ほんとに完結!だったんですね!!(゚Д゚;)


【お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂5/似鳥航一著】



季節に合わせた和菓子を各章に登場させてうまくお話に絡めてらっしゃるこのシリーズ、読んでると出て来た和菓子が食べたくなって堪らなくなるというねww

引っ張っていた因縁ある元和菓子職人、冨樫との因縁。そして、無骨ながら情に厚い和菓子職人、栗田と老舗和菓子屋のお嬢様、葵の恋もついに!!
と読み終わって  「あ~、これで終わっちゃったのかぁ」とちょっと名残惜しかったです

冨樫の行動理由や父親のことについては読んでいるうちにあらかた想像ついてしまいましたが(^^;)しかし、体の状態が思い込みによるものだったとは・・・(゚Д゚;)w


栗田に想いを寄せる幼馴染、由香と栗田が思いで深い浅草の花やしきを回るエピソードがあるのですが、読んでいると私が幼少時に何十回と行ったあやめ池遊園地を思い出しました
すごく近所だったのでほんと近くの公園に行く、ぐらいの頻度で訪れていたのですが、なんかアトラクションの古めかしさとかがけっこう重なるところがあってじんわりしてしまったなぁ(*´▽`*)


今回は若鮎、かき氷、大福が出てきましたが、特に大福の描写がすんごく丁寧に繊細に描かれていてほんと大福食べたくなった!!(>▽<)

このシリーズは和菓子の蘊蓄も載っていますし、なにより描写が食欲を掻き立て好きでした♡
その後の二人、なども気になりますし今回ちょっと出てきたぐらいだった白鷺ももうちょっと見てみたいので(ツンデレだけど栗田への友情がちょぉっと度を越してる・・・よねw)特別篇!とかでまた読みたいです
期待してます♪

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読書感想駄文 【博多豚骨ラーメンズ5/木崎ちあき著】
 
 
【2016/04/10 20:37】
 
 
この作品、好きすぎて本屋で新刊発見した時、

「キター!!(゜∀゜)」 と、心の中で大きくガッツポーズ致しましたww

【博多豚骨ラーメンズ5/木崎ちあき著】

ラーメンズのメンバー一人一人にスポットライトが当てられてるようですが、今回は復讐屋のジローちゃんとミサキちゃんがメインですね(*^▽^*)
長身イケメンのジローちゃんのことが気になっていたのですご~く嬉しい!!
でも・・・・読んでみたらジローちゃんよりもミサキちゃんが大好きになってましたww

今回も博多は殺し屋がわんさか大活躍していて、猟奇的事件勃発!でしたが(フィクションですからね!大事なことなのでもう一度言います、フィクションですからね!!ww)
今回はけっこうエグイ描写が多めかな? でも文章ではさらりと書かれているので読むのが辛いなんてことは一切なかったです(^○^)

口絵のカラー絵を見た時は、この殺し屋ピエロに襲われてミサキちゃん大ピンチなのね!!と思ったのですが、まったく違う展開でしたね。まさかこの二人が友達になるとは・・・
ミサキちゃんが末恐ろしい子になってしまって怖いような・・・惹かれるようなw
ジローちゃんがなんかあまり強くない、うっかり屋さんなイメージがついた分、ミサキちゃんの方が優秀な復讐屋、というか殺し屋?になりそうな気がしましたw

まったくの予想外に生き残ったメケちゃんが今後も登場するのか気になる・・・
次は一体誰にスポットが当たるのかしら? 面白いのでまだまだ続いてほしいシリーズです♪
いっそアニメ化・・・・は、福岡を説得しないと難しいかな?ww

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