熱しやすく冷めにくいから趣味の幅が果てしない。あらゆる積みものが増え続ける。 ダラダラした日常をぽつりぽつりと語ってます。 ものによっては腐要素を含んでいるものもございますので、ご注意を
 
 
 
 
 
 
理想と憧れの塊 【佐賀のがばいばあちゃん】
 
 
【2012/09/29 20:22】
 
 
お出かけのお共にする、ちょうどいい本がなかったので母上の部屋にある本を拝借しました。
なんかいまさら?と言われそうですが

佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)
(2004/01)
島田 洋七

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「佐賀のがばいばあちゃん/島田洋七著」


何年も前に大ヒットした本ですね
テレビドラマ化、映画化とかなり騒がれてましたが、まったく見てませんでした(^^;)
母上が本を読みながら大爆笑していたのを、「そ、そんなにおもしろいの??」と思って不思議に眺めていたのですが、読んでみたら母上の反応が理解できました


おもしろい!
私は大爆笑!という反応ではなく、ほほぉ~と感心しきりというか
よくそんな発想ができるな!とただただ、驚き、感心しっぱなし!
尊敬するというか、こんな人みたいになりたい!とその生き方に憧れてしまいました


夫に先立たれて、7人の子供を一人で育て上げただけあって逞しい!!
磁石を付けた紐を腰に巻きつけて、道に落ちている鉄くずを回収してお金にする
家の前の川に棒を渡して、そこに引っかかる木切れを火おこしの材料に、形が悪くて捨てられた野菜を食料にし、下駄やらなにやらあらゆるものを活用する
家の前の川を 「スーパーマーケット」と称するそのユーモアさに拍手を送りたくなりましたw


発現の一つ一つが本当に素晴らしくて心に染みるんです
巻末にばあちゃんの名言まとめが載っていますが、ほんと宝としか言いようのない名言ばかりです


「通知表は、0でなければええ。1とか2を足していけば5になる!」

「今日、明日のことばかり考えるな。百年二百年先のことを考えろ!孫やひ孫が五百人くらい出来て、楽しくてしょうがなか」


お腹が空いた・・・と嘆く洋七さんに 「気のせいばい」と言いきってしまったりw

庭の黒板に堂々と鍵の在り処を洋七さんに伝言し、物騒だ!と言うと

「もし泥棒に入られても何も盗られるものはない。あまりに何もないから、置いていってくれるかもわからんばい」

と返って来た時は爆笑!


そして、一番大ウケしたのが


洋七「ばあちゃん、英語なんてさっぱり分からん」
ばあ「じゃあ答案用紙に「私は日本人です」って書いとけ」
洋七「漢字も苦手で・・・」
ばあ「「僕はひらがなとカタカナで生きていきます」って書いとけ」
洋七「歴史も嫌いでなぁ」
ばあ「歴史もできんと?「過去にはこだわりません」って書いとけ」

というやりとりですね
もう勉強できなくても困ることなんて欠片もないんじゃないかと思えてしまいますww


この本を読んでいると、ばあちゃんの素晴らしさだけでなく、周りの人々の優しさも読みとれて洋七さんは本当にいい環境で育つことができたんだなぁと思いました

近所の人みんなが家族のような、昔の人々の絆の深さが眩しいです
今は隣に住んでる人すら知らないという世の中ですからね
どうして素晴らしいものほど後世に残らないんでしょう

母親と離れて暮らし、お弁当もご飯と梅干しだけの洋七さんに、毎年担任の先生が運動会になるとお腹が痛いから弁当代えてくれ、と言って豪華なお弁当を食べることができたという話も、すごく心が温かくなりました

母が佐賀出身なので、小説に出てくる方言を読んでるとなんだか懐かしくて心がほっこりします
洋七さんのおばさんのことを読んでいると、私も自分のおばさんのことを思い出したり



こちら、続編も出ております

がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい! (徳間文庫)がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい! (徳間文庫)
(2005/01)
島田 洋七

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前作で出てきたエピソードや台詞もちょこちょこ出てきます
もちろん、新しく出てくるお話も
でもなんか・・・前作に比べると読み応えが半減したような・・・
なんででしょ??


おもしろいのと読みやすいのとで、1冊半日ほどで読破してしまいましたw
機会があれば、映画も見てみようかなぁと
それぐらい、がばいばあちゃんは本当にがばかった!! (※がばいというのは佐賀の方言ですごいという意味だそうです)
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ブックカバー必須?な本 『47都道府県女ひとりで行ってみよう』
 
 
【2011/10/03 20:14】
 
 
『最初の、ひとくち』で初めて知った益田ミリさんという作家さん
けっこう有名なのか、書店さんで特設コーナーが組まれてるのを各所で見かけました。
誰にでもありそうな日常を綴った物語やエッセイが多いみたいですね
四コマ漫画本も多いようで

ただ、この方のイラストはちょっと私の好みとは合わないので、エッセイとか文章ものはちょっと他のも読んでみたいなぁと思います
そこで、さっそく読んでみたのがこちら

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)
(2011/04/12)
益田 ミリ

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『47都道府県女ひとりで行ってみよう/益田ミリ著』


こちら、最初見かけた時に読みたい!と思ったのですが、ちょっと大きめの文芸書
文芸書は重いし出かけ先で読みづらいからなぁと購入を見送っておりました
それがついに文庫化されましたので、さっそく購入♪

タイトルどおり、作者が月に1度1県へ出向くという、47都道府県コンプリートするのに4年もかかる壮大なプロジェクトエッセイww
47都道府県コンプリートってところが、コレクター魂を持つこしあんのツボをついたわけです

が、この作者さん、さすがですよ
この方、気を張ってないというか自然体というか、ちょっと小心者な方なのかなぁとは思ってましたが
せっかくの旅行なのに計画も基本あまり立てない、下調べもさほどしない。
だから行こうと思ってたイベントが今はやってなかったとか
人と触れ合うのも嫌だと名所やおいしい店にもあまり寄りつかない
他の人にこんな風に思われるかも・・と気にして行動を制限してしまう
名物を食べるなんて決まりはないよね、とあえて名物を避けてスーパーの総菜を食べてホテルで食べるという


私なら絶対やらない、とんでもない旅行記でしたwww

でもおもしろくなかった、とかじゃなくて
この人ほんと行き当たりばったりだなぁと、数々のアクシデントがおもしろく
また、私が興味津津な食べ物ネタも随所にありましたし
この本を読んでると私もちょっと47都道府県巡りやってみたいかも・・と好奇心を刺激されました

私はもうめっちゃくちゃ下調べして、綿密な計画を立てて、名物とか腹がはち切れるほど食べつくしますけどねwww
1県1県じっくり回りたいから・・・最低でも2泊3日はしたいなぁ

・・・・明らかに4年以上かかるな orz



ただこちらの本、おひとり様でカフェとかを訪れてる時に読む際にはブックカバー必須ではないかと思います。
だってねぇ

「この女、おひとり様カフェのみならず、1人で47都道府県回ろうとしてるのか?」 とか思われそうだなぁとちょっと気にしちゃいましたw(あんたも小心者だもんね)

でも今はおひとり様旅行は流行りみたいですよ
そういうプランが組まれてるとか
一人だと気ままに好きなとこ回れますからねぇ
でも、誰かと一緒の旅行も素敵だと思います。

とにかく、どこかへ行って思う存分楽しみたいなぁ(^^;)

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ノンフィクションジャンルデビュー? 『東電OL殺人事件』
 
 
【2011/09/27 19:56】
 
 
最近、ちょっと空いた時間に本を読む習慣がつきました
いや、ついつい続きが気になって本を読むことに没頭し、他のことが疎かになりつつあるんですけど(^^;)

昨日読み終わった本をご紹介したいと思います。

東電OL殺人事件東電OL殺人事件
(2000/05)
佐野 眞一

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『東電OL殺人事件/佐野眞一著』


うちの父はけっこう読書家で、本棚に並ぶほとんどが歴史の本でした
相当な歴史マニアなんですww
で、もう読まないし・・と大多数の本を一気に処分したわけですが(それはもう潔いくらいの勢いで^^;)ちょっと読んでみたいな、と思う本は捨てずに置いておいたんです。

その中の一冊がこちら

1997年に起こった東電OL殺人事件を追ったノンフィクション作家の本です。
こういう重いというか、事件を追うノンフィクションの本は読んだことなかったので、まさに初体験でした。

事件のことは名前ぐらいしか聞いたことなかったので、最初に事件の詳細が載っていて、その後謎を解き明かしていくのかなぁと思っていたのですが、もう事件の詳細は分かったもの、というようにいきなり話は流れていって、事件が起こった現場の土地の歴史や東電の歴史まで書いてありました。


分からない難しい用語がたくさんあり、難しい漢字でも読み仮名がなかったりして非常に読みづらく、正直、もう読むのやめようかな・・と思ったのですが、何かうっすらと引っ掛かるものがあって、それをそのままにしておくのは絶対気持ちが悪い!と意地でも読み進めました(^^;)
途中から引き込まれるように読み進めていってしまいましたね。結果として、読み切ってよかったと思ってます。


被害者であるOLの人生や家族のことが詳細に綴られていて、事件の被害者なのにこんなに晒されてしまうのか・・と被害者のことを思うとこういうジャンルの本が世に出るのはどうなんだ?とも思いましたが、犯人とされるネパール人の無実の可能性をこの本を通して知り、もし、本当にこのネパール人が無実だとしたらなんと恐ろしいのだろう。
この人をなんとかできないだろうか、もし、自分にもこんな出来事が降りかかったら・・・と考えることがたくさんできました。

そういう考えるきっかけを与えてくれるものだと気づくと、こういうジャンルの本の存在意義が分かった気がします。


作者の方が容疑者の方の無実を訴える方なので、影響されてしまっているのかもしれませんが、この本を読む限り、冤罪の可能性が高いのではないか・・と私も思わずにはいられません。

日本の警察の恐ろしさを感じます
特に、その人の一生を左右する裁判で、裁判長が居眠りしてたなんて事実には驚愕しました。
なんて冷たい、なんて勝手な制度なんだろう
そんな恐ろしい制度が自分の住んでる国にある、いつ自分もその制度の中に放り込まれて裁きを受けるか分からない。ほんとに怖いです。


ちょうど、最近のニュースでこの容疑者となってるネパール人の無実が立証されるかもしれないと流れた時、この本を読み始めてたもんでちょっとした運命を感じてしまいました(^^;)


重いテーマですし、難しくて読み切るのに時間がかかり、明るい気持ちなどにはとてもなれないですが、こういうノンフィクションのジャンルの本も今後読み進めていきたいと思いました。
新しい扉を開いた気分です。

読書ってほんと、人を成長させますね。

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生きることは本能なのかと考える本
 
 
【2011/09/11 14:43】
 
 
前々からちょっと書きたいなぁと思っていた読書感想記事をアップしてみます。
本当は、毎週○曜日更新!とかにしようと思ったのですが、追い立てられて読書するのは嫌なので不定期にします(^^;)

今回拙い感想を述べる本はこちら

困ってるひと困ってるひと
(2011/06/16)
大野 更紗

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『困ってるひと/大野更紗著』


新聞や雑誌等で絶賛されていて気になっていたので、勢いで購入ww
とある大学院女子学生の難病闘病記だけど、決して鬱々とはしていない、前向きでユーモアに満ち溢れていてその強さに感動する本!と紹介されていて興味を持ちました。


闘病記は読んだことないです。
読んでると暗い気持ちになってしまうから(^^;)

こんなすごい病気と戦って、負けずに前向きでいられるなんてすごい!とは思うけど、やっぱり暗い気持ちになってしまうのはどうしようもないです。同情なのかな?おこがましいけど


しかし、この本は評判どおりでした
著者である大野さんはすごい! この本の中には壮絶な体験はあれど、気持ちを引きずられて暗くなるようなそんな負の誘い文句がない!!


文章がすごくユーモアに溢れてます。
あなた、そんなすごいむごい体験をしておいてそんな明るい言葉で表現するの?と言いたくなるくらい
実際は、どん底まで気分は落ち込んだだろうし泣き暮らしただろうけれど、それをひけらかして、さぁ!読んでるあなたも疑似体験してください!泣いてください!というこれ見よがしな部分がありません。


この本を読んでいると、神様は乗り越えられる人にしか試練を与えないという言葉を思い出します。
もちろん、そんなことはありえないんですけど、でもこの人だからこそこの難病と闘っていられるんだわ!としか思えないほど、大野さんはファイティング精神に溢れた人です。


この本を読んで、人間ってどんだけ辛い状況にあっても、絶望しても、生きたいという思いは全て消え去ったりしないんだなと思いました
たとえ欠片だけでも残っていたら、些細な出来事をきっかけにその願いはどんどん強くなっていく
生きたいと思うのは人間の本能、そう感じます。


こういう本を読むと、自分のことを考えます。
自分はなんのために生きるのか、何をするべきか
価値観が変わりますよね、たとえその時だけであったとしても
本を読んで変わった価値観は、また元に戻るかもしれない。せっかく得られた前向きな気持ちは変わってしまうかもしれない。

でも、本が手元にある限り、また読み返してそれらを蘇らせることができる
もしかしたら、また違う感情を得られるかもしれない。
やっぱり私は本が好き、ちゃんと手元に残る紙媒体がやっぱりいいなぁと思いました。
電子書籍はやっぱり私にはイマイチかなぁ(^^;)


こういう本と出会うと、「とにかく本を読みなさい」と言われる意味がよく分かります。
本は未知の世界への扉
他者とつながる扉
もっともっと本を読みたい、自分の世界を広げたい。まだ知らない自分を知りたい。
なんだか、読書の意欲を掻き立ててもらいました。


是非、大野さんのその後の闘病記も読ませて頂きたいです。
ブログやツイッターを覗きに伺えばいいんでしょうけど・・・やっぱり紙媒体で読みたいなぁ(^^;)


個人的には、母親が1年間入院していたこと、父が亡くなったことによる膨大な手続きの経験もあって、病院の対応やら複雑怪奇な日本の制度についての部分は共感することが多かったです。
ほんと、手続き書類の膨大さには嫌気が差しますからね!!


人間の強さを知りたい方、こちらの素敵女子さんの戦闘記録を読んでみてはいかがでしょうか?

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